中華アンプS.M.S.L SA-50
2018/02/27
はじめに
先日購入した中華アンプLepy 2024Aが良かったので,また中華アンプを買ってしまいました.
新しく買ったアンプはS.M.S.LのSA-50という商品です.
なんと価格はLepy 2024Aの2倍以上という高級品です.見た目も2024Aより高級感があります.
それでは開封の様子と簡単なレビューを記します.
外観
まずは前面パネルです.

前面
前面パネルはおそらくアルミの削りだしで厚みもあり,かなり高級感があります.
操作系に関しては電源スイッチとボリュームだけですが,必要十分ですね.
次は背面を見てみましょう.

背面
左からアナログライン入力,バナナプラグ対応スピーカー出力端子,ACアダプタ入力の3種類のみです.
なお,ACアダプタは24Vのものが付属しています.
次は,中身を見てみましょう.トルクスねじが使われているので,開けるには専用工具が必要です.

トルクスねじ

中身
あれ!?Amazonの商品画像で見たものと中身が違う!!(笑)
Amazonで見たものは青いフィルムコンデンサと青い電解コンデンサが所狭しと並んでいましたが,届いたものは一部のフィルムコンデンサとすべての抵抗がチップ型に変わっていました…(笑)
すっきりしたのは良いですが,改造がし難いですね.
基盤にはVer.9と書いてあり,どうやら定期的に部品などが変更されているようです.
では肝心の音質に移りましょう.
音質
いろいろとレビューなどを見たのですが,以下のようなレビューが多かったです.
先人のレビュー
- 音質はクリア
- 低域から広域までバランスが良い
- 高音が丸い
- 片方しか音が出ない,音量に左右差がある
Lepyではシンバルやスネアドラムの高音が耳に刺さり,少し聴き疲れることもあったのですが,高音が丸くなって聞きやすくなるとうれしいですね.
片方しか音が出ないという症状は怖すぎます.音量に左右差があるというレビューは複数あり,よくある症状のようです.
では実際に聴いた感想を述べます.
私の感想
- ハリがあってクリア
- デジタルアンプだけど,比較的暖かみがあり聞きやすい
- 左右の音量差はない
- ホワイトノイズが少し気になる
とりあえず,左右の音量差がなくてほっとしました.
驚いたのが,デジタルアンプのクリアさは残しつつ「暖かみ」があるということで,少し真空管アンプに近い感じで,音量を上げても非常に聴きやすいです.
ホワイトノイズはボリュームを最小にしても最大にしても同じ大きさで聞こえており,電源のスイッチングノイズか回路の熱雑音と考えられます.
ある記事では
「オーバーオールの譜機関が使用されてなく,真空管の無帰還アンプと同様の音離れの良い音が出ます.(中略)無帰還アンプと同じく電源のノイズには敏感に反応しますので,徹底的に電源のノイズを取ってください.」
と書いてあります.
熱雑音は根本的に解決するのが難しそうですし,今後は電源の改良を行う予定です.
ホワイトノイズが少し気になりますが,音質は文句なしです.私が使用しているDALI Zensor1との相性も良いようで,非常に満足しています.今後が楽しみです.