ロボット研究者の戯言

Jetson TX1にUbuntu16.04をインストール(JetPack L4Tを使用)

      2017/07/03

JetPackって何?

公式ページにはこのように書いてあります.

JetPack (the Jetson SDK) is an on-demand all-in-one package that bundles developer software for the NVIDIA® Jetson Embedded Platform.

つまり,SDKの一種で,JetsonにOSや様々なライブラリ等を一括で書き込んでくれる便利なソフトです.

ちなみに以下がインストールされるものの一覧です.(※JetPack3.0をJetson TX1で使用した場合)

  1. Ubuntu 16.04
  2. CUDA 8
  3. cuDNN 5.1
  4. TensorRT 1.0
  5. VisionWorks 1.6
  6. Multimedia  API
  7. Development Tools

ちなみにホストPCにはUbuntuを用いるように書かれています.(※公式情報ではありませんが,仮想環境にインストールしたUbuntuでは正常に書き込みができない場合があるそうです.)

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インストール手順

インストールの流れは以下の通りです.

  1. 最新のJetPackをダウンロード
  2. JetPackの実行
  3. 接続と書き込み

1.最新のJetPackをダウンロード

公式ダウンロードページからインストーラをダウンロードします.

公式ダウンロードページ
https://developer.nvidia.com/jetson-development-pack

ダウンロードには会員登録が必要です.会費は不要ですし,最新のCUDAやcuDNNをダウンロードするのにも必要なので,会員登録がまだの人は登録しておいたら良いと思います.

2.JetPackの実行

まず,インストーラに実行のアクセス権を与え,実行します.

もしかすると,日本語環境で実行した場合は警告が出るかもしれませんが,”Okey”を押して先に進みます.

Nextをクリック.

Nextをクリック.

今回はJetson TX1を使用するので,Jetson TX1のラジオボタンを選択して,Nextをクリック.すると管理者権限での実行を求められますので,パスワードを入力します.

今回は面倒なので,あまり考えずFullを選択し,Nextをクリック.

規約の画面が出てくるので,全てにチェックし,Acceptをクリックします.すると,パッケージのダウンロードが始まります.環境にもよると思いますが,私の場合は15分程度かかりました.

接続と書き込み

前節までの工程がすべて終わると,以下のような画面が出てくると思います.

私の場合はPCとJetson TX1を直接接続する予定ですので,下のラジオボタンを選択してNextをクリックします.

enp2s0を選択してNextをクリックします.

いよいよ書き込みが始まります.Nextをクリック.XTermが開き,以下のような画面が出てきます.

ここにはUSB接続の方法が書いてあります.手順は以下の通り,

(1) Jetson TX1の電源をOFFにし,電源ケーブルを抜いた状態にする.
(2) 付属のMicro USBケーブルでホストPCとJetson TX1を接続.
(3) Jetson TX1の電源をON.
(4) リカバリボタンを押したままにして,リセットボタンを1回押す.
(5) リカバリボタンをそのまま2秒間押しっぱなし,その後離す.
(6) ホストPCのターミナルを起動し”lsusb”と入力.
出力された文字列の中に,NVidia Corp.の文字があればOK.
なければもう一度4〜5の手順を行う.

書き込み用XTermの画面に戻り,Enterを押すと書き込みが始まります.書き込みが終了すると以下のようになります.

このあとはJetson TX1のリセットボタンを押し,ホストPC XTermの閉じるボタンを押してください.

以上で終了です!

Jetson TX1とモニタをHDMIケーブルで接続すると,Ubuntuが起動しているはずです.お疲れ様でした.

<2017.03.29追記>

ここまででも起動はしてUbuntuは使えるのですが,CUDAやOpenCVなどはちゃんとインストールされていませんでした.

書き込み終了の表示が出ると,Jetsonが勝手に起動し,ディスプレイと接続するとUbuntuにログインした状態になっていると思います.

ここでJetsonにマウスとディスプレイを繋いでwifiに接続しましょう.(Jetsonに付属のアンテナをつけて)

するとホストPCのXTermにJetsonのIPアドレスを取得したという旨の表示があり,残りのソフトウェアがネットワーク経由で行われます.

この時,USBケーブルははずしてしまっても問題ありません.すべて終わるとエンターを押すように言われるので,Enterを押して完了です.JetsonのeMMCの使用領域を見て,10GB弱になっていれば大丈夫だと思います.

<追記ここまで>

ちなみにJetsonの画面がロックしてしまった時はパスワードが必要です.初期設定では,

ユーザ名:ubuntu
パスワード:ubuntu

になっています.

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